
元利均等返済方式でも、最初に「このローンを何回の支払いに分けて行うか」ということを決めます。
その支払い回数に応じて、毎回の返済額が均等になるように定めます。元金均等返済方式に似ていますね。
元利均等返済方式が元金均等返済方式と異なるのは、その一定の返済額の中に金利も含まれている、という点です。
つまり、毎回の支払いが均等になるよう定められた返済額が、元金と金利の合計になっているのです。
常に一定額の支払いを続けていくため、無理の少ない返済プランが立てやすい返済方法のひとつと言えます。
ですから、こちらも住宅ローンやオートローン(自動車ローン)など、大口ローンで利用されています。
さて、この元利均等返済方式では、毎回の支払いの中に金利が含まれています。ですから、かかった金利によって、ローンに充てられる返済金額は異なってきます。
金利はローン残高に応じて発生するので、返済初期にかかる金利は当然高めになります。そのため、返済初期の間は、ローンに充てられる金額の割合は低めである、と言えるでしょう。
その分、ローン残高の減りも少なくなるため、高めの金利を支払い続ける期間は長くなってしまいますし、完済も遅くなります。元金均等返済方式と比べれば、支払う金利総額は多くなってしまうのです。
ですが、金利に関係なく、常に一定の支払いを続けていくことになるため、生活への負担が少ないということも事実です。
「支払った総額の大小よりも、自分の生活に負担が少ない返済を続けたい!」という考え方も、賢いキャッシング方法のひとつです。あなたに一番合った返済を心がけ、コツコツと完済を目指しましょう!
