『多重債務者』って、どんな人のことだと思いますか？ローン残高が大きい人のことでしょうか？
実は、多重債務者に借入している金額は関係ありません。多重債務者とは、”多重の債務がある者”、つまり「複数の会社から借入がある人」のことを指すのです。
たとえば「借入金が1000万円あっても、その借入先が一社のAさん」と、「借入の総額は60万円だけれど、10万円ずつの融資を6社から受けているBさん」とがいたとします。この場合でも、多重債務者とは「Bさん」だけです。
では、どうして『多重債務者問題』という言葉を耳にするのでしょうか？
実は、こういった問題として取り上げられている多重債務者の多くは、「ローン返済資金のために新たなキャッシング」をしている人々です。
今借りているローンを返そうと新たな借入をすることで、さらにローン総額を増やしてしまい、増えた返済額を支払うために、またローンを重ねて……、と、どんどんとローンを増やしてしまい、生活が苦しくなっていく人も少なくありません。
こういった悪循環を防ぐには、どうすればよいのでしょうか？それは、あなた自身の強い意志ですよ。
キャッシングをする時は、ちょっと立ち止まってみてください。そのローンプランで契約を結んで、返済の時に生活は苦しくなりませんか？そもそも、その借入は本当に必要なものですか？
悪循環型の多重債務者となる人の中には、ギャンブルにはまってしまい、その資金としてキャッシングを受ける人や、ストレスによる衝動買いで金欠になった人もいます。その借入で手に入れたお金で何をするのかを考えてください。
そうまでしてギャンブルや買い物をした後、本当にそのお金は返せますか？
「不要なキャッシングなら最初から借入をしない！」
「自信のない返済プランのキャッシングをしない！」
これだけは忘れないでください。実際、多重債務をしている人であっても、何の問題もなく返済をしている人は存在します。
悪循環型の多重債務者にならない一番の方法は、『キャッシングをする時にいかに冷静になれるか』ですよ。
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